お庭探訪その1:東福寺本坊庭園「八相の庭」

こんにちは。花ホテルスタッフのUです!

実はわたくしスタッフUは生粋の日本庭園マニアで、癒しを求めて京都はもちろん日本全国のお庭をめぐっております。

こちらのブログでは、そんなわたくしがおすすめする京都の日本庭園を、不定期でご紹介していく予定です。

有名な日本庭園から、知る人ぞ知る隠れた名園まで、幅広くご案内できればと考えております。

少しでもお庭に癒され、「京都に行きたいっ!」と思って頂けましたら、これ以上の幸せはございません。

よろしくお願い申し上げます。

 

というわけで第一回の今回は、東福寺本坊庭園をご案内いたします。

こちらはわたくしがお庭好きになるきっかけとなった、自分のなかでも特別なお庭です。

作庭は昭和の名作庭家・重森三玲氏。

方丈の四方を囲む四つの庭を総称し「八相の庭」といいます。

禅宗寺院ならではの風格ある枯山水に、近代的なデザインを取り入れた三玲氏のスタイルは、国内外に広く知られ「永遠のモダン」と称されています。

f:id:hanahotel:20180508205432j:plain

渡り廊下を進むと右手に見える東庭には、日本庭園史上初とされる星座の北斗七星が描かれています。

日本のお庭に星座というと違和感を覚えるかもしれませんが、そもそも仏教と四神相応(占星術)には深い関わりがあるので、一見現代的なこのお庭が、実は古くからの思想に基づくものだと分かるのです。

f:id:hanahotel:20180508205406j:plain

そして次に目に飛び込んでくるのは、大きな横石とたくさんの立石で表現されたダイナミックな石組の南庭です。

京都五山を表した苔の築山やお庭を横切る直線の斜線にも、三玲氏ならではの感性が光ります。

f:id:hanahotel:20180508205515j:plain

西庭には四角いさつきの刈込が整えられており、初夏には可憐なさつきの花が咲き、硬派な枯山水にやわらかな印象を与えてくれます。

f:id:hanahotel:20180508205527j:plain

また、本坊裏側の少し日陰がちな北庭には、敷石と苔で描く美しい市松模様枯山水が広がっています。

この市松模様に魅せられて、今日も世界中から人々が訪れています。

 

このように、本坊をぐるりとめぐる四つのお庭が、禅的な思惟をうながすような構造になっており、ただ眺めて美しいだけではなく、禅の表現の一つとしての日本庭園の在り方を私たちに教えてくれるのです。

 

花ホテルからのアクセス:京阪電車「三条」→「東福寺

 

いかがでしたでしょうか?語り出すと止まらないお庭のお話、今回はこのあたりで。

新緑の季節、ぜひ東福寺本坊庭園へお出かけくださいませ。